裏と表



葵さんも私より年上。


しかもアカリさんと同じ年。



元気なアカリさんと、


クールな葵さんは、


似ても似つかないけど、二人には「癒し」という共通点があった。




三人でメイクをしてくれるメイクアップアーティストさんを待ってると。




バタバタと廊下から走ってくる音がした。




ガチャン!!



「遅くなってすいませーん!」



少し息が乱れているこの店No.5の由美さん。



地元から東京に上京してきた由美さんは私より2つ上の先輩。



天然がまじってる優しい人でお客様からも人気の人。




四人にまで増えやっと来たメイクアップアーティストさんにメイクをしてもらい、集まりの場所へ向かう。




「では。今日も1日頑張りましょう。」




少し長めのオーナーの話も終わり、ルームで待機する華やかな女性達。



目がチカチカしてしまいそうな位。




「葵さーん!指名入りましたー!」



そう大きな声で叫ぶboyさん。



「はーい!」



さっきのboyさんに負けない位に大きな声で返事をする葵さん。




次から次に呼ばれる皆。



そして。



「美沙さーん!指名入りました!」



自分の名前を呼ばれ立ち上がり返事をする。



「いってらっしゃい!最年少にして当店No.1の美沙さん★」



そう言いウィンクをしてポン!と背中を押すアカリさん。





そう私は―――――――
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