ヴァンパイアのお医者さん

おまけに今私がいる部屋は、真っ黒な薔薇の部屋であり、その上むせるそうになる強烈な薔薇の香り。

私は薔薇の匂いが嫌いだ。
だって、子供の頃から薔薇のにおいが大嫌いだったから。



そんなことを考えていると、ルシファーの顔がいつのまにやら近くにあった。



「君が薔薇の匂いが嫌いなのは昔から知っていたよ~ん??」


彼からも薔薇の匂いがする・・・
いや、でもこの匂いは私が昔大好きだった薔薇のにおいだった気がする・・・。


「あなたは・・・、一体っ・・・むぐぐっ!?」



意識が朦朧とするこの中必死の思いで放った言葉は彼によって塞がれた



「そんなことはいいからサ・・・・、僕と遊ぼう?」


あの妖艶な声を耳元で囁かれる。


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