俺様彼氏の甘い罠
「 俺のモノって約束したのに
首輪はまだしてるし、挙句
こんなの付けられちゃって 」
耳元で溜息を吐かれて
ビクリ、と肩が上がった。
「 ──────────お仕置きしようか? 」
一層低くなったその声が
聞こえたあとすぐに、
首筋に歯をたてられた。
「 いっ・・・・・ 」
「 痛いの、我慢できるよね?
お仕置きなんだし 」
ボロボロと零れていく涙は
私の制服にシミを作っていく。
痛みと、恐怖とで震える体は
前とは比べ物にならなかった。