俺様彼氏の甘い罠
────────────バンッ
「 ・・・・澪、お前なにして・・・ 」
少し開いたままだったドアを
蹴り開けて入ってきた先生は
私を見るなり表情を歪ませて
駆け寄ってきた。
「 その顔、なんだよ?
口、切れてる 」
赤くなって腫れている目と
切れて血が滲んでいる唇。
きっと首筋のキスマークの
数は倍以上になっていて、
今なら時間も経ってないし
赤々としていると思う。
それも、何度も袖で擦って
きっと真っ赤に。