俺様彼氏の甘い罠




「 俺を拒むな 」




そのままベッドに縫い付けられて
身動きも取れないまま、
先生の気が済むまでキスを交わした。




「 な、・・・直斗・・・っ 」




さすがに息が苦しくなって
顔を背けると、先生は満足気に
口角を吊り上げて私を見下ろした。




「 飯、作って? 」


「 ・・・・・・っ 」


「 ”これ”、先払いの
  つもりだったんだけど? 」


「 ・・・・ずるい・・・! 」




チュッ、と触れるだけのキスをして
私を解放すると、笑いながら
”早く”って部屋から出て行った。
















────────・・一瞬、泣きそうな顔してた。





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