俺様彼氏の甘い罠

「 ････な、･･･お･･ッ？！ 」




払いのけることは
なかったかな、って
ぼんやり手を眺めてる
先生の髪に手を伸ばすと




先生の手が手首を掴んで
引っ張られて、気付いたら
先生の腕の中に居た。










「 ──────────･･生意気 」




ボソッ、とまだ寝起きみたいに
掠れた低い声でそう言って
耳朶、頬、唇･･･上から順番に
噛み付かれて、




ヒリヒリ痛む首筋には
何度もキスをされた。




「 ･･･っ･･直斗･･･ 」


「 ガキのくせに生意気 」




ムッとした先生が顔を上げて
角度を変えて何度もキスをされて、
苦しくて、なんだか怒ってる先生が
分からなくて、先生の肩を押した。