君色Diary

知りたいキミ


「うん、まぁ……初日から思ってたけど、七海って、本物のバカだな」


「……はい、スミマセン…」



空くんに教えてもらってから、早一週間。

目の前には、×印が大量についた答案があって。



「ここは解の公式。ここはたすき掛けの因数分解。こっちなんて、ただの分数の掛け算だから」


「え……え、えっ!?」


「ここにいたっては、足し算すら間違えてんじゃん……」



風見先生からの課題は、すべて初歩的なもの。

中3から高1にかけて習った公式にあてはめるだけで、解けるような問題ばかりのはずなんだけれど。



……どうしよう、全く意味がわからない……。



あたしはそれでさえ、頭を抱える状態にあった。


< 14 / 373 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop