素敵に政略結婚♪◆

玄関のホールまで下りてきた健志に
リュートは
軽く会釈をしてから

「旦那様。おはようございます。」

と、いつものように
微笑みながら、
朝の挨拶を交わす。



うーん。
こっそりリュートさんに聞くために、
早く部屋から降りてきたのに…

建志も準備が早かったのね。




「あぁ。おはよう。リュート。
 なに僕の奥様と楽しげに会話していたんだい?」


「・・・
 気になりますか?」

リュートさんは、
すこし間をおいてから
建志の顔をじっと見る。


「…何?
 そりゃ、気になるけど・・・・

 春乃?!なにか問題が?」

私の方を建志が振り返って
心配そうに覗き込む。

「えっ?!そんな。なにも問題ありませんっ」

慌てて
首をふる。

そんな、
困らせるようなことは全然っ。

建志はちょっと首を傾げてから、
私のほほからスルリと髪を撫でるように
頭を撫でた。


「そう?
 何かあったら、すぐに言ってよ?
 僕ができるだけのことはするから」

にっこり笑いかける建志。

あぁ。やっぱり建志の笑顔って素敵だなぁ。
優しい笑顔。

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