胸キュン
「私も!小夏って呼びたいなぁ♪」
「私も翠って呼んで欲しい!」
「彩乃!翠!」
着替え終わった二人が私達の所にやって来た。
「知花だけずるいって。私達だって古下さんを“小夏”って呼びたかったんだから。」
「せっかく同じ班なのに他人みたいな感じで正直嫌だったんだ。だからさ私達も名前で呼んで?」
「…いいの?私…地味だし三人の友達になるとか似合わないよ…?」
「友達に似合わう、似合わないは、ないから♪友達になりたい子と友達になるの。」
やっぱり…彩乃も翠も堅苦しいって感じてたのかな…?
「…ありがとう…。」
小夏が少し泣きそうでいい感じだった時…。
「お前達!もうすぐ時間だから!時間厳守だって言っただろ!早く来い!」
怒った亜紀ちゃんが勢いよくドアを開けた。
亜紀ちゃん…空気をよもうよ…。
「亜紀ちゃんをこれ以上怒らせたらやばいって!三人共、早く!」
私は亜紀ちゃんをなだめる為に先に広場に向かった。
「亜紀君ったら。ほら、小夏!走れっ!」
「え?」
彩乃が小夏の背中を叩いて走り出した。
「豪華商品気になる♪置いてくよ?小夏!」
翠も小夏に声をかけて走り出す。
「そうだね!彩乃!翠!」
小夏な満面の笑顔で私達を追い掛けた。