恋のレシピの作り方
(アデール国際料理コンクール準優勝って……)

 奈央は更に詳細を追ってみると、清家が準優勝したコンクールの年は、一条が優勝を勝ち取った年と同じだった。

「そういうことだったのね……」

 ―――清家が一条をライバル視している由縁は全てここにあった。


 清家の敵対意識はの始まりは、ここからだったに違いない。奈央はそう思うと、目の前に開かれている雑誌の中で、インタビューされながら笑うその清家の姿に静かな憤りを感じていた。

 そして、雑誌のページをめくった時だった―――。
< 363 / 457 >

この作品をシェア

pagetop