恋のレシピの作り方
「お前の目標は、一条さんのために身を削って、これからも頑張ります……だったか?」


「そ、それは……」

 一字一句間違いなくメモ書きに記した言葉を、一条の声で改めて聞かされると、恥ずかしさのあまり頬が火照り出す。
 

「お前……馬鹿だな」


 口元にうっすら笑みを浮かべて一条は、闇で見えない水平線を目を凝らすようにして遠くを見つめていた―――。
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