恋のレシピの作り方
「お前は始め、採用選考に漏れてたんだ」
「え……?」
一条の口から意外な事実を知らされて、奈央に微かな緊張が走った。そんな奈央の不安げな面持ちを見て、一条が小さく笑いながら言った。
「けど、お前の履歴書を見た時、俺が採用するように掛け合った」
「ど、どうして?」
「備考欄にお前の夢が書いてあったから」
特に秀でた特技もない奈央は、空欄の備考欄に何か自己アピールできないかと考え、なんとか目に留まる履歴書を作ろうと、自分の夢を書き綴った。そんな些細なことでも、こうして報われたことが嬉しくて、奈央の心の中に温かなものがじんわりと広がっていった。
(ちゃんと見てくれたんだ……)
「え……?」
一条の口から意外な事実を知らされて、奈央に微かな緊張が走った。そんな奈央の不安げな面持ちを見て、一条が小さく笑いながら言った。
「けど、お前の履歴書を見た時、俺が採用するように掛け合った」
「ど、どうして?」
「備考欄にお前の夢が書いてあったから」
特に秀でた特技もない奈央は、空欄の備考欄に何か自己アピールできないかと考え、なんとか目に留まる履歴書を作ろうと、自分の夢を書き綴った。そんな些細なことでも、こうして報われたことが嬉しくて、奈央の心の中に温かなものがじんわりと広がっていった。
(ちゃんと見てくれたんだ……)