私のナイトはやくざ
「俺が死んだとでも思ってたか?」

そんなことは思っていなかったけど…


「フッ・・・俺にもいろいろとあったんだよ。
 今の俺はこのスーツが似合う男になっているってことだ」


『なっ・・・何をしているの』


「知りてーか?。
 俺はお前を探していた。俺の女にするためにな・・・
 また、近いうちに会うだろうよ・・・」


隆司はそんな言葉を残して、その先にある黒塗りの車の乗って行った。

何が起こったの?

あれからの彼に・・・

私はその場所から動くことができずにいた。


「姐さん・・・大丈夫ですか?
 あの男は・・・」


『大丈夫です。昔の知り合いですから・・・』


私は心配をかけたくなくて・・・

その場を後にした。
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