私のナイトはやくざ
買い物から帰って、少しすると和真さんが帰ってきた。

いつもより、早い時間だった・・・



「真由・・・話がある」


和真さんの声が聞こえた。



「今日、買い物で誰にあったんだ?」

隆司のことを言っているとすぐに分かった


『・・・・・』


「俺に言えない男か?」


なんでも、お見通しの和真さんに隠しておくことなどできなかった。


『たっ隆司に会いました。』

「たかし?あいつか・・・今頃あいつがなんで?」

『会ったのは偶然です、買い物の途中でしたから・・・
 でも・・・』

「でもなんだ。」

『雰囲気が変わっていて・・・
 高そうなスーツをきていて、黒塗りの車に乗り込んでました』

「そうか・・・心配するな、。
 俺が傍にいる…なにも怖いことはない。安心しろ。いいな」


和真さんはそれだけ言うと、私を抱きしめてくれた。

不安な時にこの腕は安心をくれるんだろう。。。
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