私のナイトはやくざ
・・・和真side・・・


買い物にお供に行かせた組員から変なことを聞いた。

「若、姐さんの買い物の途中で、変な男と会いました
 姐さんも昔の知り合いと言ってましたが・・・
 身なりなどからして、堅気とは思えない風貌でした。

 車のナンバー控えてあります。」


俺はそれが誰なのか想像もつかなかった。


「御苦労。ナンバーから所有者を割り出しておけ」

「かしこまりました」



俺は、急いで自宅に戻り、真由から話を聞いた。

あいつが…真由を苦しめていたあの男がきたのか・・・

いまさら何をしに来たというんだ。




翌日、俺が、組に行くと車の所有者が分かった。

個人の所有にはなっているものの、

その持ち主は山下組だと分かった。


山下組はさほど大きな組ではないが、やばいものを扱って相当ため込んでいると黒いうわさが絶えない組だ。

規模はさほど大きくはないが・・・
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