私のナイトはやくざ
『あっ…あの。
 もう、私のことはほっといてください。

 私の心の中にあなたはいません。』

私は、意を決して話しかけた。

その間も和真さんが手を握っていてくれた。


「真由美のほんとの気持ちか?」


『はい。あなたと一緒にいたはじめのころは本当に幸せでした。
でも、あなたは変わってしまった…

 私が、あなたを変えてしまったのかもしれません。
 ごめんなさい。
 でも…あなたにたたかれ続けた日々は忘れません。

 もう、あなたも、自分の幸せをつかんでください。

 さようなら…』



私は、それだけ言うと、部屋を出て行こうとした。


「真由美…いままでありがとう。
 俺、真由美との生活が一番幸せだった。」


彼の人生を狂わしたのは私なのかもしれない…罪悪感しかなかった私がすくわれた一言だった。
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