私のナイトはやくざ
「状態によっては医者に見せてーんだ。
 真由・・・体確認させてくれ。

 すべての真由を受け入れるから・・・
 お前を大事にしてーんだ・・・頼む」


私は和真さんの必死に訴える言葉を受け入れることにした。

やくざは怖くないとは言わないけど…

和真さんは怖くないような気がしたから・・・

なんだろう・・・この感じ。



私は、服のボタンと外し始めた。

きっと目をそらされる・・・そんな気がした。


・・・でも和真さんは私が服を脱ぎ終わっても、私から目をそらすことはなかった。



「真由・・・きれいだ。
 痛かったな・・・あの時、俺が連絡先聞いてれば、こんなにもならなかったよな。俺のせいだな・・・わりぃー・・・」


『そんなことないです。和真さんのせいじゃないです…』

「俺のせいだ。あの時、俺は真由に惚れてた。
 でも、俺から連絡するのはまずいかと思ったんだ・・・」

『和真さん・・・』

「念のためだ。医者に確認させる。
 女医に診させるから安心しろ・・・」

和真さんはそういうとすぐに携帯でどこかに電話をした。


”ああ・・・俺だ。女医を頼む。ああ・・・俺の大事な女だ。
 今から行く。ああ・・・”


そんな話だった・・・
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