私のナイトはやくざ
「女医を用意した。
　今から行くぞ･･･」


和真さんについて分かったこと。

意外と俺様で、即行動な所・・・


和真さんに連れられて、エントランスに向かうとそこには後部座席のドアを開けている強面の男の人がいた。

和真さんは何も言わずに、車に乗り込む。


『すっすいません･･･ありがとうございます』

私は、その男性に声をかけた･･･


「真由･･･こいつらはこれが仕事だ。
　お前は頭を下げる必要はない･･･」

助けてもらったけど…それは違う。

仕事だろうけど･･･やっぱり挨拶とかお礼とか必要だと思うから･･･


『あっあの･･･和真さん・・・
　それは違うと思います。何かしてもらったら、お礼を言ったりするのは当たり前のことです。
　私は、和真さんが間違っていると思います･･･
　あっ･･･すいません。私が偉そうに・・・』


「はっはっは･･･お前らしいな。ますます気にいった。
　なあ･･･お前もそう思うだろ･･･」

和真さんは助手席に座った強面の男性に話しかけた･･･


「若にお説教をする女性は初めてお会いしました･･･」


「だとよ…真由。
　まっ、初めてみたときそんな気がしたんだけどな。」


和真さんはおかしそうにわらっていた。
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