私のナイトはやくざ
和真さんの笑顔を見たら、

私も笑ってしまった。


「真由はそのままでいろよ・・・」


そう言って私の手を握ってくれた。



そして、少しすると、病院に到着した。


いろいろ検査とかしたけど、とくに問題もなく・・・

体のあざは、時間と共に消えていくといわれ、ちょっとほっとしていた。



そして、待っていた車に乗り込んだ。


「待たせたな。出せ・・・」

その言葉は、きっと和真さんの精いっぱいのお礼が含まれているのだろう。

行きの車の中で私が、言ったから・・・


本当に、和真さんは・・・
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