私のナイトはやくざ
「お前の体についた跡が消えると同時に
 お前の心の傷もなくなる・・・

 俺が消してやるから・・・」

和真さんが言うと、本当にそうなるような気がいした・・・

いやっ違う。そうなりたいと思うんだ。

そう思わせる力を彼は持っているんだと思う。



彼は私を抱きしめて・・・

「真由・・・キスしたい」

そう言って唇と近づけてきた。


私は、答えることなく、目を閉じた・・・


その行動をみた和真さんは私の唇を覆った・・・

なんて暖かいぬくもりなんだろう・・・

そして、とろけそうなこの感じ。


私には初めての感覚だった・・・

体の中から満たされる・・・そう感じた。
< 41 / 152 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop