私のナイトはやくざ
和真さんは宝物を扱うかのように私の傷ついた体にキスを落とす。

和真さんは私が怖がらないように本当にやさしかった。


そして、和真さんが私とひとつになった時

もう、怖がらなくていいんだ。って思えた。


「真由・・・これで真由のすべてが手に入った。
 俺のものだ・・・離れるなよ
 俺が真由を守るから・・・・」

そう言われただけで、私は涙があふれそうだった。

きっと、和真さんは私の涙の理由が分かったんだと思う。

何も聞かないで、私を愛してくれた・・・


こんなにも心も体も高ぶったのは初めてのことだった。

経験がないわけではないのに・・・





「真由・・・可愛い。真由の体は俺のものだって・・・印付けすぎたな・・・」

そういうと、和真さんは私の体を指でなぞる。

それだけで、私の体は、ピクってした・・・


「感じた?俺だけに感じてればいい。」


そう言いながら、和真さんは私に愛を注いでくれた。
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