私のナイトはやくざ
私は和真さんに電話をかけた…

#プルプルプル#

「はい。どうした?」

『和真さん…今日は車のお迎えいりません。
 紀子さんと食事をして帰りたいから…』

「紀子か…ああ。すまねー。相手してやってくれ。」

『それって…』

「おふくろ達が心配してた。
 なんか抱えてんじゃねーかって。
 真由なら、話してくんじゃねーか。

 何かあったら電話しろ。
 あと、店が決まったら、その連絡もしろ。」


和真さんは本当に心配性なんだから…

『うん。分かった。』


私は和真さんとの電話を切って、仕事に戻った。


紀子さんから、苦しいほどの話を聞かされるとは思ってもみなかった。
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