死神と私


じゃあ…どうしよっか。

和也をしばらくの間此処においてもいいんだけど冬也たちが怖がるし…。

まぁ、いいか。

ほうっておけば成仏するでしょ。


「いいよ,じゃあ私の家に暫くはいなよ?」


「いいの?」


嬉しそうに言う和也。


「もちろん,だけどミズキには見えるんだよね…どうしよう…」


「あいつの前では姿が見えないようにするよ」


「分かった」


「それと…」



「何?」




少し躊躇いながら言う和也。

あぁ・・・そういえば兄貴たち本当にどうしたんだろう。

どっかで道草くってるのかな。


和也は吸い香の顔をマジマジと見て答えた。



「此処の家は,もうじき呪われる....」






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