夢の外へ
千景と一緒にローソンを出ると、車に一緒に乗った。

「すごいね。

外国車なの?」

椅子は革張りだった。

車独特の嫌な匂いもしない。

シートベルトを締めながら聞いた私に、
「まあ、そうだな。

車が好きで、最近買い換えたばかりなんだ。

前のは1週間しか乗らなかったな」

千景もシートベルトを締めながら言った。

い、1週間!?

私は驚いた。

さすが、セレブである。

「家はどこ?」

自宅までの道のりを聞いた千景に
「ここを出て、左をまっすぐ」

「了解」

車が発車した。
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