血塗れの蝶
『父さん。令十は?』

「外に放り込んだ。」

俺がそう言うと、美王は……。

バチーンッ

『最ッ低!!!気絶してたよね!?
 もしかしたら、死んじゃうかも
しれないじゃない!!!
死んだら、一生父さんを
 恨んでやる!!!!父さんなんて、地獄
 行きだよ!!!マジ、有り得ない。』

そうだ。この時に目によく
似ているんだ…。

「悪かった…。」

『あッ…。ごめん、言い過ぎた。』

――――――――。
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