囚われ姫~星屑は寵姫となりて蝶姫となる~
姉サンは着飾らなくても可愛い。本人の自覚がないだけで。




だからコート購入後に、引っ張ってこんな店に入るとは思っていなかった。




姉サンが瞳を輝かせ、私を引っ張って行った店、それは。
下着ショップ(しかもそれは大通りに面して鎮座している)だった。




「やっぱピンク?それとも黒?ん、ミステリアスな紫も捨てがたい…」
「キミに買えるような値段の物は…」
「あたしは小学生じゃないッッ!」

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