プライマリーキス 番外編&溺愛シリーズ
「あと一日、今日が終わったら……週末ですね」
「ウィークエンドが本当にあるなら嬉しいけど。明日空けたら、デートしようか」

「ホント?」
 飛び上がるように喜ぶ美羽の額にキスをして頭を撫でる。

「ああ、今日もよろしく」
「はい」

 にこやかな笑顔を見交わし、僕たちはゆっくりと支度を終え、揃ってドアを開けた。

「忘れ物」
 言って、僕は彼女にキスをする。

「口紅」
「構わないよ」

「またボスに」
「あぁ、そうだったな」

 ハンカチで拭えば、キスマークになったと慌てて僕を笑わせる。

 始まりはやっぱり、彼女とのキスがいい。
 例えばこの先、二人の子供が出来ても、一番に彼女にキスをしよう。

 必ず『プライマリーキス』の習慣を忘れずに。


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