踏み台の女神
「形あるものは朽ち果てて、生き物はいずれ死んで
それぞれ土に還る事を定めたのは私なんだけど
それって正しかったのかな。
さみしい事だっていうのはわかってたけど、地球が物や生き物で溢れ返るのを防ぐためには、そうするしかなくて。
でも今日、あの街で崩れかかった建物を目の当たりにしたら、やっぱりもっといい方法があったんじゃないかなって思ったの」
初めて会ったときに見た、悲しいとも慈悲深いとも取れる顔で窓の方を向いたまま、神様は言った。
それぞれ土に還る事を定めたのは私なんだけど
それって正しかったのかな。
さみしい事だっていうのはわかってたけど、地球が物や生き物で溢れ返るのを防ぐためには、そうするしかなくて。
でも今日、あの街で崩れかかった建物を目の当たりにしたら、やっぱりもっといい方法があったんじゃないかなって思ったの」
初めて会ったときに見た、悲しいとも慈悲深いとも取れる顔で窓の方を向いたまま、神様は言った。