踏み台の女神
「フミダイさんは、さっきの街、どう思った?

時間が降り積もって、朽ちかけたあの街」


「どう、って
……不思議な街だと思いましたけど。

他にあんな場所、知りませんし」


「さみしい所じゃない?」



確かに、さみしい場所であった。


あらゆる建物が朽ちかけ

崩れて土に還るのをただ待っているような街。
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