踏み台の女神
「いや、別にそんな……

ただ、困ってる人の相談に乗ってあげたり、頑張れって応援したりしたたけです。

誰でも出来る事だし、第一、私自身は至って平凡な人間です。


全然すごくなんかありません。

私のまわりの人たちの方が、よっぽどしっかりしてて有能で、魅力があると思います」



安永さんは、すぐには何も答えなかった。


私の顔から視線を外すと

何か考え込むような表情で、黒い海をじっと見つめた。
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