イノセント・ラヴァー *もう一度、キミと*
(……あたしったら……)



自分のバカさ加減にびっくりする。



(どうして――)



(どうして、気づかなかったんだろう)


「あなた――




拓海ね」



「……うん。


よくわかったね。


……オレ、ミソラに会いに来たんだ」


そう言って微笑んで。

少しとまどうように、あたしに向かって広げられた腕に。

気づくと、あたしはまっすぐに飛び込んでた。
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