イノセント・ラヴァー *もう一度、キミと*
「オレさ……」


美少年の頬がふっと緩んだ。

はにかむような、やさしい笑顔。


(わ……)


ついつい状況を忘れてみとれてしまう。


「覚えてるんだ。ミソラのこと」


「……?」


「ミソラをママって呼んでたときのこと」


「……え?」


思わず目が点になる。


「どどどういうこと?」

「……昔から不思議だったんだけどさ」


穏やかな口調で続ける。
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