イノセント・ラヴァー *もう一度、キミと*
ぎゅっとその手を握る。
「ね。ミソラ」
まっすぐあたしを見る、どこかせつない、澄んだ瞳。
(拓海……)
手を握られて、また心臓が早鐘を打ち出した。
頬にじわっと血がのぼる。
あ。ダメ。
こんなおかしな状況で恋なんか芽生えちゃダメだから!
もうそれこそ、わけわかんなくなっちゃう。
「会えてよかったよ」
「……うん。あたしも」
「……オレはそろそろ戻るよ」
「……」
寂しげなやさしい微笑み。
「ね。ミソラ」
まっすぐあたしを見る、どこかせつない、澄んだ瞳。
(拓海……)
手を握られて、また心臓が早鐘を打ち出した。
頬にじわっと血がのぼる。
あ。ダメ。
こんなおかしな状況で恋なんか芽生えちゃダメだから!
もうそれこそ、わけわかんなくなっちゃう。
「会えてよかったよ」
「……うん。あたしも」
「……オレはそろそろ戻るよ」
「……」
寂しげなやさしい微笑み。