イノセント・ラヴァー *もう一度、キミと*
「うん。

その後さ、その白いリストバンドを二人の手首にかけたろ」


「……え?」


そんなことまで覚えてるの?

じゃあ、若き日の圭輔さんに会ったことも、もしかして覚えてたりするのかな。


「ねぇ、ミソラ」


拓海の手が、あたしの手首にかかった。

指先でリストバンドをつまむ。


「これ、ちょっと貸して」

「……どうして」

「ミソラに、会いたいから」

「今、会ってるじゃない」

「……そのときのミソラに会いたいんだよ」

「……」

「これを使うと、行けるんでしょ」

「………」
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