イノセント・ラヴァー *もう一度、キミと*
あたしはちょっと考えた。


「多分だけど……

15歳の、未来の希望に燃える自分に、未来の自分を見せたくなかったんじゃないかな」

「……なんで」

「だって、失望させたくないもん。

今のあたしでも、きっと同じことをするよ」

「……」


形のいい眉をあげて、軽く首をかしげると。


「ああ、なるほどね。

未来はわからないのが一番ってこと?」

「そうそう、そういうこと。

その方がね、無限の可能性があるでしょ。

少なくとも頭の中には、ね」


あたしは笑った。
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