イノセント・ラヴァー *もう一度、キミと*
(う……)
この男じゃ周りから女の子がいっぱい寄ってくるだろうし、付き合ってたらきっと気が気じゃないだろうな。
……その女心、どうしてわかってあげられないかな。
あんたがしっかりしてないから、美咲姉ちゃんは……
不意に、棺の中の美咲姉ちゃんの、花に包まれた死に顔が鮮明に頭に浮かんだ。
そして、火葬場から出てきた骨の残骸が……
「……あんた、しっかりしてよね」
(重いとか、言ってる場合か!
やることやっといて……責任取れこのバカ!)
あたしの中に、急激に怒りと強い悲しみがたぎる。
「何ニヤニヤしてんのよ!
あんたが好きでたまらないから、そんなことしちゃうんでしょ。
あんたがふらふらしてるから、お姉ちゃんは死んだし子どもも死んだの!
子ども作るようなことするなら、最後まで面倒見なさいよね!」
この男じゃ周りから女の子がいっぱい寄ってくるだろうし、付き合ってたらきっと気が気じゃないだろうな。
……その女心、どうしてわかってあげられないかな。
あんたがしっかりしてないから、美咲姉ちゃんは……
不意に、棺の中の美咲姉ちゃんの、花に包まれた死に顔が鮮明に頭に浮かんだ。
そして、火葬場から出てきた骨の残骸が……
「……あんた、しっかりしてよね」
(重いとか、言ってる場合か!
やることやっといて……責任取れこのバカ!)
あたしの中に、急激に怒りと強い悲しみがたぎる。
「何ニヤニヤしてんのよ!
あんたが好きでたまらないから、そんなことしちゃうんでしょ。
あんたがふらふらしてるから、お姉ちゃんは死んだし子どもも死んだの!
子ども作るようなことするなら、最後まで面倒見なさいよね!」