イノセント・ラヴァー *もう一度、キミと*
「さ、帰って帰って」
”あたし”は手首をぐりぐりひねって、リストバンドの矢印を探してる。
「ちょちょっと、痛いって!
もう、分かった、自分でするから、離してよ!」
目の前でシッシッをする”あたし”をにらみつけつつ。
わけのわからないまま、あたしは自分で矢印をスライドさせた。
(頭冷やせだって?)
一体何なのよ。
--------
じわじわと風景が変わって、現在に戻ると、そこは「秘密の場所」だった。
場所も、過去に戻った地点に戻ってくるらしいよ。
どうやら基本はシンプルなシステムらしい。
(あたしが余計なことをしたから、だって――?)
どういうこと?
何がどうなった?
”あたし”は手首をぐりぐりひねって、リストバンドの矢印を探してる。
「ちょちょっと、痛いって!
もう、分かった、自分でするから、離してよ!」
目の前でシッシッをする”あたし”をにらみつけつつ。
わけのわからないまま、あたしは自分で矢印をスライドさせた。
(頭冷やせだって?)
一体何なのよ。
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じわじわと風景が変わって、現在に戻ると、そこは「秘密の場所」だった。
場所も、過去に戻った地点に戻ってくるらしいよ。
どうやら基本はシンプルなシステムらしい。
(あたしが余計なことをしたから、だって――?)
どういうこと?
何がどうなった?