イノセント・ラヴァー *もう一度、キミと*
「あのさ……。

どうしたらあんたにもう一度会えるのか、ずっと考えてた」


……………は?


「名前もわからないしさ。

昔から全然変わってないみたいに見えるけど、何年も前だよな、会ったの。

あんたって魔女かなんか?」


おどけて言うと、ニヤッと笑って肩をすくめる。


「……」

「あんた、双子のどっち? 最初の子?」

「……へ?」

「俺、気の強い女、好きなんだよね……」

「……!?」


カチーン


肩をすくめながら語るイケメンに、あたしは完全に石と化していた。


え゛。


え゛え゛え゛。

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