シャクジの森で〜青龍の涙〜
蕩けるような甘い刺激に、声にならない息が漏れる。
ぴくんと跳ねあがった柔らかな身体をぐっと支え、アランは唇を塞ぎながらゆっくりとベッドの方へ移動していく。
口中と身体の感覚全てを支配され、くったりと力も抜けていく中、エミリーはアランの服を掴んでいるのが精一杯だった。
頭がぼーっとしてくらくらする。
与えられる刺激が、何故だかいつもの数倍に感じられる。
この世にはアランだけしか、いない。
エミリーの身体はそっとベッドの上に横たえられ、逞しい体が上に覆い被さった。
「ん・・・」
胸元あたりに下りた唇が、チリ・・と熱い刺激を送ってくる。
「・・・君は、無防備すぎる」
アランが再び柔らかな肌に顔を埋めようとした、そのとき
異質な音が、二人の耳に届いた。
―――あの音は、なに?
身体を襲う刺激の波に溺れそうになっていたエミリーの意識が、徐々に浮上してくる。
アランは、いつの間にかエミリーの上から退いていて、今はベッドの端に座っていた。
瞳を閉じ、大きな掌は額を押さえている。
―――コンコン
『王子妃様、おられますか?』
今度は、はっきりと音を捉えた。
誰かが部屋を訪ねて来たのだ。
「少々待っておれ」
アランは扉の向こうに声を掛け、すぐさま窓を開けて外の冷たい空気を入れた。
「エミリー、すまぬ・・・しっかりせよ」
「は・・い?アラン様・・・」
ベッドから抱き起こされ、着崩れたドレスが丁寧に直される。
ツンと冷たい風が部屋に吹き込み、熱くなった肌を冷ましていく。
と。
エミリーの頭も徐々にはっきりとしてきた。
体の感覚も戻りつつある。
さっきのは、なんだったのだろうか・・・。
薔薇色に染まった頬を、アランの掌がいたわるようにそっと触れた。
「髪が乱れてしまったな・・・すまぬ、乱暴をした・・・。もう、具合は良いか?窓は暫く開けておく。私は着替えてくるゆえ、その後、共に散策に参ろう」
エミリーは椅子に座らされ、アランは足早に部屋の外に出て行った。
それと入れ替わるようにして、入ってきたのは―――
ぴくんと跳ねあがった柔らかな身体をぐっと支え、アランは唇を塞ぎながらゆっくりとベッドの方へ移動していく。
口中と身体の感覚全てを支配され、くったりと力も抜けていく中、エミリーはアランの服を掴んでいるのが精一杯だった。
頭がぼーっとしてくらくらする。
与えられる刺激が、何故だかいつもの数倍に感じられる。
この世にはアランだけしか、いない。
エミリーの身体はそっとベッドの上に横たえられ、逞しい体が上に覆い被さった。
「ん・・・」
胸元あたりに下りた唇が、チリ・・と熱い刺激を送ってくる。
「・・・君は、無防備すぎる」
アランが再び柔らかな肌に顔を埋めようとした、そのとき
異質な音が、二人の耳に届いた。
―――あの音は、なに?
身体を襲う刺激の波に溺れそうになっていたエミリーの意識が、徐々に浮上してくる。
アランは、いつの間にかエミリーの上から退いていて、今はベッドの端に座っていた。
瞳を閉じ、大きな掌は額を押さえている。
―――コンコン
『王子妃様、おられますか?』
今度は、はっきりと音を捉えた。
誰かが部屋を訪ねて来たのだ。
「少々待っておれ」
アランは扉の向こうに声を掛け、すぐさま窓を開けて外の冷たい空気を入れた。
「エミリー、すまぬ・・・しっかりせよ」
「は・・い?アラン様・・・」
ベッドから抱き起こされ、着崩れたドレスが丁寧に直される。
ツンと冷たい風が部屋に吹き込み、熱くなった肌を冷ましていく。
と。
エミリーの頭も徐々にはっきりとしてきた。
体の感覚も戻りつつある。
さっきのは、なんだったのだろうか・・・。
薔薇色に染まった頬を、アランの掌がいたわるようにそっと触れた。
「髪が乱れてしまったな・・・すまぬ、乱暴をした・・・。もう、具合は良いか?窓は暫く開けておく。私は着替えてくるゆえ、その後、共に散策に参ろう」
エミリーは椅子に座らされ、アランは足早に部屋の外に出て行った。
それと入れ替わるようにして、入ってきたのは―――