孤島 臨終朗の誤算
「お前の勘違いを正しに来た」

そう言ってその女子…銀月 みつきは水銀月華をスラリと抜く。

見惚れるばかりの美しい刀身。

だがそれよりも。

「勘違い?」

俺は首を傾げる。

「女…お前も『剣術は精神修養の為の武道』などとほざくクチか?」

「…しかし驚いた…かの孤島 臨終朗が、私と変わらぬ17かそこらの少年だったとはな」

「俺の問いに…」

死門を抜き、一足飛びに振り下ろす!

「答えんか」

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