遊びじゃない

「遊びの女にも随分優しいんですね。」

拭き終わった後も、露わになったままの太腿をマッサージするように上下する指先。

何も知らなければ愛おしそうに撫でてくれるその姿に、もっと気持ちが高まるのだろうけど。

「そうかな…。」

「もう、どいてください。」

でももう、私の気持ちが高まることは1ミリたりともなくて。

いつまでも上に乗ったままの麻生さんに訴えながら、両手を突いて上半身を起こす。

ふっと両足が自由になり、スカートの裾を直しながら起き上がる。

視線を合わせづらくて俯いていると、バスルームのほうへ歩き出す麻生さんの気配とともに、フフッと笑う声。


「…今日はなんだかレイプしてるみたいで興奮しちゃったよ。」



……これをレイプとよばずに何と言うのよ。

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