遊びじゃない

「オムツもお尻拭きも準備してあったんだけどさ、ほんと何があるか予想がつかないわよ、うちの姫は。麻央が来る前も、お風呂の後にクリーム塗ってあげようとしたらさ…おしっこされちゃって。もうなんか少しでも汚れたら、また新しいオムツつけてあげたいじゃない?」

視線は携帯のまま返信を打ってる美織の顔は、もうやっぱりママそのも
の。

スッピンで髪の毛もくるっと纏めただけ、おまけにパジャマ姿の美織なんてそうそうお目にかかれないけど…それでもとっても幸せそうで、いつも以上に綺麗だなって思う。

「それより。あんた一体どうなってるの?」

なにがどうなってるのかわからずに、結愛ちゃんを抱っこしてからは初めて美織のほうを見る。

「麻生さんはもうあれっきりなんでしょ?毎日何やってるの?寂しくて死んじゃいそうとかって言ってくるかと思ったのに。」

私の行動が読めるらしい親友が拍子抜けといわんばかりに首を傾げている。

「そんな、いくら私でもそんなことで病院まで押しかけないよ。」

「…すると思ってたんだけど?」


もう30手前ですよ、姉さん。いくらなんでもそんな自分勝手なことできませんって。
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