遊びじゃない
気が付くと麻生さんが横たわるベンチの前に膝を付き、その額に手を当てていた。
「……!すごい熱。」
手を当てたまま周りを見渡すけれど、そこにはもちろん自販機しかなくてアイスノンや氷販売機はない。
あ、そうだ。
いつもピルケースを持ち歩いていることを思い出し、鞄を探って鎮痛解熱剤を探し出す。
「あの、コレ飲んでください。私生理痛ひどくていつも持ってるんです。これで熱も下がると思うので。」
いらん情報までお伝えしてしまったけれど、兎に角熱を下げないとここから動けそうにない。