遊びじゃない

「なに?」

「なに?じゃないよ。こっちは心配したんだよ?外でいくら待ってても出てこないし、電話は出ないし…」

「え、外で待ってたの?」

隣に腰を下ろす男は、当然だといわんばかりに鼻の穴を膨らませている。

「このところまおちゃんの様子がおかしいし、たまに見かけても疲れたような顔してるし……僕、頼ってほしいのに…素っ気無く帰っちゃうでしょ?今日こそはと思ってたのに出てこないし。どっかで倒れてたらどうしようとか考えて、焦って探し回った結果がコレ」

目の前にかざされた眼鏡とはもう呼べない代物からなんとなく目を逸らす。

「それは…」


頼って相談できるような内容ではないからで…。


軽々しく口にできなかったっていうのもあるけど、それより何より……ゆうに知られたくなかった。

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