遊びじゃない

「はぁ~い。美織久しぶりだね」

「ええ、すごく久しぶり。元親友さん」

いつもよりもっと低い美織の声。あれ、何か怒ってる?っていうか、元親友さんって?

「何?どしたの?」

「どうしたもこうしたも、ねえ。私の親友だったはずの人は、男に振り回されて忙しいみたいだし?別にいいんだけど?」

「なに?なんの話よ」

いきなり絡んでくる美織に少しだけムッとする。確かに男に振り回されてたけども。

「ねぇ、昨日って何の日だか記憶にある?」

試すような薄笑いまで聞こえてきそうな電話の向こう。

昨日…って薬を飲み終わった金曜日で。

他にはなんかあったっけ………って。

「あ~~~!!忘れてた…ってわけじゃないんだけど、あのぉ、なんていうか…」

「なに?」

「ごめんなさ~い。なんか最近いっぱいいっぱいで、ほら、なんていうか
ね?」

「ふぅ~ん。…で?」

< 238 / 266 >

この作品をシェア

pagetop