遊びじゃない
「はぁ~い。美織久しぶりだね」
「ええ、すごく久しぶり。元親友さん」
いつもよりもっと低い美織の声。あれ、何か怒ってる?っていうか、元親友さんって?
「何?どしたの?」
「どうしたもこうしたも、ねえ。私の親友だったはずの人は、男に振り回されて忙しいみたいだし?別にいいんだけど?」
「なに?なんの話よ」
いきなり絡んでくる美織に少しだけムッとする。確かに男に振り回されてたけども。
「ねぇ、昨日って何の日だか記憶にある?」
試すような薄笑いまで聞こえてきそうな電話の向こう。
昨日…って薬を飲み終わった金曜日で。
他にはなんかあったっけ………って。
「あ~~~!!忘れてた…ってわけじゃないんだけど、あのぉ、なんていうか…」
「なに?」
「ごめんなさ~い。なんか最近いっぱいいっぱいで、ほら、なんていうか
ね?」
「ふぅ~ん。…で?」