遊びじゃない

約束どおりその週の金曜日。

お昼休みには麻生さんがお誘いにきてくれて、浮かれ気分を持続させている私はカブリ気味で返事をして。

いつも通り残業なしで終わるから、ゆっくりお化粧直しをして、なんなら歯磨きまでしてロビーで待ってる…予定だった。


こいつが終業間際にこんな領収書ぺら~っと持ってくるからぁ!

「何回言わせたら気がすむの?幼稚園児でもいいかげん学習するよ。」

黒縁眼鏡の奥で人のよさそうな目がにこにこ笑っている。私が青筋立てて怒鳴ってもちっとも気にしていない。
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