遊びじゃない

「麻央、あんたいい歳して小娘みたいなこと言ってんじゃないわよ。男を知らない体じゃあるまいし、何もったいぶってんの?しかも、サバサバしてるのだけが取り得みたいなあんたがウジウジ悩んで気持ち悪いったらないわ…麻央らしくない。さっきのあんたも猫被ってて見てられなかったわよ?」

一気にまくし立てて、またフォークを手に取る美織を見つめながら、さっきの私とは麻生さんといたときのことだろうと思い至る。

「そ、そんなに変だったかな…」

「変。気持ち悪い。ありえない。…見ていられない。」

ちょ、ちょっと。そんなにハッキリ言われるといくら美織でも傷つくんですけど…。


怒ったように口をへの字にさせて俯く泣きそうにも見える美織は、結婚式の両親への手紙の時にも見せなかった姿で、私は反論しようと思っていたことさえ忘れてしまった。

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