遊びじゃない
「……麻央のドレス姿見てやってもいいかなって思ってたのよ。私だって少なからず残念に思ったんだから、あんたのつらさは人並みにあったって思ってる。だから……あんたはあんたらしくいたらいいのよ。」
安心して子供産めないじゃない、と私から視線を逸らして拗ねたように呟く美織に、人目もはばからずにぎゅーっとハグしたくなるけれど、バーバリーのベビードレスに追加のアフガンまでリクエストされそうだからどうにか欲求を押さえる。
普段めったに聞けない美織の素直な慰めは、来月に迫る産休の所為だったと解って、それを想像する私も神妙な態度になってしまう。
「…ありがと。確かに、まだダメなのかもって自分でも思ってたトコ。だから、自覚したから、もう大丈夫…だと思う。」