届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…
下着の上から触れるか触れないか。
その微妙な感覚でさえ、カラダの奥からジンジンと甘くうごめく。
「……あふっ……ふ……」
鈍い吐息が口からもれてゆく。
つま先がピクンと跳ね上がる。
あたしの中の熱を確かめるように、お兄ちゃんの指がいやらしくくねり出した。
その指の動きと、あたしの中の熱の絡み合った音が聞こえる。
「お………おにっ…兄ちゃん……」
恥ずかしさと、カラダの中をグルグルと渦巻く甘い熱。
「……紗羽。」
言われなれた名前なのに。
低くかすれた声。
甘くて優しくて。
華奢(きゃしゃ)なカラダが、弾けるようにのけぞって。
しっかりと抱きしめあったカラダ。
一層、深く重なり合って。
深く重なり合ったまま、二人の腰と腰が強く密着する。