届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…

同じリズムを刻む二人のカラダ。

求めあう唇は、荒々しい程に舌を絡め合う。

体中が苦しいくらいに火照っている。

そのままあたしのカラダはどこまでも落ち続けてく。

…禁じられた世界に。

どんなに禁じられた罪であっても、本当にお兄ちゃんが大好きで。

カッコよくて…

優しくて…

イジワル言うけど、くすぐったいようなイジワルで…

それなのに、すぐにフォローしてくれて。

頼り甲斐あるし…

お兄ちゃんを超える男なんていないでしょ。

そんなお兄ちゃんでも。

なぜだか霧生くんの事は言えなかった。

病院の関係者があたしに関わってるとなると、どうなるか分ってるから。

お兄ちゃんにお願いしても、お父さんが勝手にクビにしてるパターンもあるし。

霧生くん達に迷惑かけたくない。

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